神経痛情報館

坐骨神経痛・肋間神経痛・三叉神経痛などよく耳にする神経痛の症状・原因・治療・予防対処法をご紹介します

急性痛と慢性痛の違い

痛みには急性痛と慢性痛があります。その違いは?急性痛は一般に侵害性受容性疼痛です。急性痛は、痛みの原因である疾患や外傷の症状の一つとして現れ、身体の異常や危険を知らせる痛みの警告系として大切な役割を持っています。生理的な痛みとも呼ばれる急性痛は痛みの原因の治療によって痛みは治ります。

一方、病態的な痛みとも呼ばれる慢性痛には、持続性の急性痛(急性痛を繰り返す進行性のリウマチ性関節炎の痛みなど)、過敏化と可塑的変化によって急性痛から慢性痛に移行した慢性痛(帯状疱疹後神経痛)、組織損傷がみられない自発性の慢性痛があります。
慢性痛の痛みは本来の痛みの役目としての警告系ではなく、むしろ長く続く耐え難い痛みによるQOL(生活の質)の低下と精神的な苦痛の原因になり、慢性痛に対する積極的な治療が望まれます。ですが、神経障害性疼痛など既存の鎮痛薬や治療法では効果が限定的な難治性の慢性痛も少なからずあります。神経障害性疼痛の発症には、痛みを伝えるニューロンだけでなく、中枢神経系を構成するグリア細胞が深く関わっていることが明らかになり、グリア細胞の働きを抑制して慢性疼痛を緩和するなどの新たな慢性痛の治療が期待されています。

※神経膠細胞とも呼ばれれるグリア細胞とは、中枢神経系を構成する非神経系の支持細胞の総称です。

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